東加古川駅前1分 自分で体をよくする方法を学べる整体・鍼灸(はり・きゅう)院こはく

高血圧

心臓はポンプのように広がって縮んでを繰り返すことによって全身に血液を送っています。
心臓が縮んでいるときの血圧を収縮期血圧と呼んで最高血圧。
心臓が広がっているときの血圧を拡張期血圧と呼んで最低血圧。
最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mm以上の場合を高血圧と呼んでいます。
 
特に病気があって血圧が高くなっているわけではない高血圧を本態性高血圧
何か病気があってその病気が血圧を高くしている高血圧を二次性高血圧
高血圧の人の80%は特に病気のない本態性高血圧といわれています。
 
高い血圧の持続は心臓に負担がかかり心不全、血管に対しては動脈硬化
結果として脳卒中・心筋梗塞・腎不全などをひきおこしやすくなると言われています。
 

高血圧の基準値の歴史

 1960年代 日本では最高血圧の収縮期血圧は年齢+90mmHgまでが正常とされてきました。
この計算式だと
40歳 130mmHg
50歳 140mmHg
60歳 150mmHg
70歳 160mmHg
までは高血圧の心配をしなくてもよかったのです。
 
1978年 WHO(世界保健機関)は血圧の基準は年齢に関係なく「160/95以下が正常」と定めました。
1987年 厚生省が出した「老人基本健診マニュアル」には「65歳以上は『180/100以上』が病院受診の目安」とされていました。この基準だと高血圧の人は推定170万人程度です。
1999年 WHOと国際高血圧学会が基準をさらに下げました。「139/89以下が正常」としたのです。日本も基準を変更し高血圧の該当者は9倍の1510万人になりました。日本高血圧学会は基準を厳しくし「120/80未満が至適血圧」と推奨しました。至適血圧とはあくまでも動脈硬化が起きにくいベストと学会が提唱した血圧のことです。この至適血圧によると高血圧の人は推計4300万人もの人数になりました。日本人間ドック学会は「147/94以下なら大丈夫」という数値を出しました。これだと高血圧に該当する人は860万人になります。
 
東海大学名誉教授の大櫛陽一氏が以前からこの問題を指摘し、63万人を調査した独自の結果から20~79歳まで5歳刻みで年齢別・男女別に基準を設定しています。これをもとにすると2000万人のひとが高血圧からはずれます。

意外な研究結果

慶応義塾大学医学部が100~108歳の方163人(男性56人、女性107人)を対象に食事・トイレ・入浴・歩行・認知症の程度などを総合して自立度を調べました。結果最も自立度が高いのは収縮期血圧が「156~220」のグループでした。また認知症の程度も「血圧の高い人の方が高かった」と報告されていました。

高齢になるにつれて血圧が高くなる理由

高齢者は動脈が硬化するために血管が固く内部が狭くなっているので血圧を上げないと血液を全身に送ることができないのです。血圧が高いということは体全体に血液が行き届いているということにもなります。
 

 メタボ健診制度

 2000年 高血圧の基準が180mmHgから170mmHgに引き下げられました。
2004年 高血圧の基準が140mmHgに引き下げられました。
2008年 メタボ健診基準では高血圧の基準が130mmHg
 

 血圧を下げる薬

アンジオテンシンⅡ・ACE阻害剤 ACEという酵素が血圧上昇ホルモン(アンジオテンシンⅡ)を作ります。ACEを止めると血圧を上げるホルモンができないので血圧が下がる。
 
血管拡張剤(カルシウム・ブロッカー) カルシウムは動脈を収縮させる作用があります。そこでカルシウムの供給を邪魔すれば血管は拡張し血圧は下がります。
 
 塩分調整利尿剤 塩分を多量に摂取すると塩分濃度を一定に戻そうと血圧中の水分が多くなり血圧は下がる。逆に体内の水分とナトリウムを大量に体外に排泄すれば心拍出量が減り血圧がは下がる。なので利尿薬を降圧剤として使用します。
 
アドレナリン阻害剤(α・βブロッカーの2種類) アドレナリンは血圧を上げる。血圧を上げるには2種類の受容体(α・βレセプター)に結合する必要がある。この受容体を薬剤で阻害(ブロック)すると血圧が上がらなくなる。βブロッカーは気管支を収縮させるので喘息患者には適さないようです。
 
利尿薬は低用量が効果的なようで増量されず、その他の降圧剤は容量依存があり徐々に増量して使われます。
値段が高いのはアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬で製品名はニューロタン・ブロプレス・ディオバン・ミカルディス・オルメティックなどの薬があります。
値段が安いのは利尿薬でフルイトラン・ナトリックスなどの薬があります。 
 約20倍の値段差があります。薬の料金は新しいか古いかで決まっていることが多いです。
最も古いのが利尿薬で最も安く、次がカルシウム拮抗薬、ACE阻害薬、最も新しいアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬が最も高いです。そして最も多く使われているのが最も高いアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬のようです。
血圧の薬は3カ月という短い期間の研究で「血圧が下がった」というデータによって認可されます。新しい薬は、薬本来の目的である脳卒中や心不全などの合併症を予防するかどうかわからないままに臨床現場で使われはじめます。このような方式はコレステロールや糖尿病の薬でも同様です。
医療現場で新しくて値段の高い薬が多く使われるのは製薬会社の宣伝が新しい薬に偏っているのが原因のひとつです。安全で値段が安く効果のはっきりしている古い薬があるのに、安全かどうかわからず値段が高く効果がはっきりしていない薬の宣伝を様々な方法で行うのは利益がはるかに大きいからです。薬の開発に莫大なお金がかかるので高い値段でたくさん売るしかないようです。
 
この背景には日本人を対象としたふたつの研究論文が存在します。高血圧患者を対象に、一方はアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬のひとつであるディオバンという薬(ノバルティスファーマ社)を、もう一方はそれ以外の薬を投薬して合併症の発生を比較しているのですが、どちらの研究もディオバンのグループで合併症が40~50%少ないというものです。この論文結果を使って大々的な宣伝がおこなわれ、ディオバンは最も使われる降圧剤となりました。年間1000億円を売り上げました。
しかし、このふたつの研究以外に効果的というものはなく、他の報告は効果がほぼ同じというものです。これらの論文は論文自体が取り下げとなり、一方の論文では大学教授であった著者が辞任となりました。大学は明らかなデータ操作があったとする調査結果を公表しました。
2013年2月 2論文のうちの京都府立医大のグループがおこなった研究にかかわる論文がデータの不備で取り下げとなりました。論文取り下げ後に著者の教授が辞任しました。
2013年7月 明らかなデータ操作があったと大学の調査結果が出ました。
 
薬が保険薬として認可を受けるためには、法的な規制のある「治験」を超える必要があります。
しかし、薬に対する研究のような「臨床試験」には法的な規制がありません。
今回の話でいうと治験で検討された「血圧に対する効果」については何の問題もありません。
しかし、臨床試験で検討された「他の降圧薬に対する脳卒中などの予防効果」に対するデータが捏造されたのは法規制がなかったから起きたのではないかという反省がありました。
ただこのディオバンという薬はその後も多く使われています。
 
プロプレス・オルメテック・アジルバ・アバプロ・ニューロタン・ミカルディスなども値段は高いけれども効果があまり違わないと言われています。

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